ガラスダマ


「…家、好きだよな」


好きじゃない。

他に行くところがないだけ。

お金もないし。

だからって男と遊ぼうとしたらあんたが怒るんでしょ。


勝手に部屋に上がり込み、何にもない部屋を高橋が見回す。


「ふーん」


いつものようにベッドに寝転がり、無視して携帯を眺める。

高橋も座ってベッドに肘を乗せながらあたしを見てニヤついた。


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