ガラスダマ


「………何」


「なんか付き合ってるみたい」


「………」


めんどくさいな。

プイッと背中を向けるけど、視線は変わらず痛いほどに届く。


「可愛いよ」


諦めて携帯を放り投げ高橋に顔だけ向けた。


「…何で好きなの、あたしの事」


「んー、好きだから好きなんだよ」


当たり前のように答えるけど、ちっとも答えになんてなってない。

思わずため息をつくと、慌てて別の答えを探し始める。


< 148 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop