ガラスダマ


気分を悪くしてしまうだろうな。


30分くらい経っても戻っては来ないから、さすがに車から出て家に入ってしまった。

玄関を開けるとすぐにおじさんはいて、目の前にはお父さんも。


「あ、長く待たせて済まないね」


「いえ…」


何だろう、この空気。

靴を見ると女の靴があった。

どこかで息を潜めてあたし達のやり取りを聞いているに違いない。


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