ガラスダマ
おばさんの涙があたしの頬につたう。
「生まれてきてくれて、ありがとう。瑠衣ちゃんに会えてあたしは幸せよ」
そんなこと言われたら…
おばさんの胸に埋まり、抑えていた声が我慢できなくなり声に出して泣いた。
子供みたいに。
もうあたし、きっと幸せだよ。
十分いろんなものをもらった。
生まれてきて良かったなって、自分でも初めて思えた。
これだけ味わえればもういいよ。
そんな事を思いながらも、人間って貪欲。