ガラスダマ


…あ、あの日もそうだった。

こんな風に男と歩いていたら、高橋に止められた。


何故見ず知らずの男に邪魔されなきゃならないのか理解できず、それでも誰かに誘われたくて自分を安売りしようとすると、それを高橋が見かねてホテルに連れ込んだんだ。

止めたくせに、結局その辺の男と変わらないんだなって笑ったよ。


あの時の高橋ももしかしたら誰かを求めていたのかな。

それはあたしじゃなかったかもしれない。


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