ガラスダマ


話したくもないし、顔も見たくない。

無意識に目を閉じて寝たふりをした。



あたしが寝ているだろうと思っているお父さんは、静かにドアを閉めて入ってきた。

すぐ隣に気配を感じる。


動く感じもしないし、ただあたしを見ているのがわかる。

なんだか嫌な気分。

言いたいこととかあるなら今言っちゃえばいいのに。


しばらくするとお父さんの大きな手がオデコに触れた。

離れたかと思えば今度を冷たいものが当てられる。


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