ガラスダマ


――…


次に目を覚ましたときには、もう外は夕日に包まれていた。

熱による頭痛なのか、寝すぎて痛むのか。


目を覚ましても結局何のやる気も起きなくてベッドに寝転がったまま。


静かにしていると、ふと家の中から物音がするのに気づいた。

お父さん…また家にいるんだ。

どうでもいいけど。


真っ白な天井を眺め、なんとなく耳を澄ませる。

だんだん近づいてくる足音。

まさか入ってくる気だろうか。


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