ガラスダマ


「大丈夫?」


「…大丈夫じゃない。ここどこ?」


「俺の部屋!」


白い歯を見せ笑う珠。

それとは正反対に、高橋の表情は曇っていた。


「何か飲み物持ってくるね」


慌ただしく部屋を出て行く。

今高橋と二人きりにはしないでほしかったな。


「あんな事はもうやめろって言ったよな」


ドアが締まると同時にあたしを睨みつける。

男と一緒にいただけで、すぐバレてしまう。

まぁ、分かりやすいか。


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