マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
チョコンと十六夜君の机の横にしゃがみ込んで、会話を続ける。


「十六夜君はどこまで読んだの?それ」


「えーーーっと……350ページまで読んだ」


「じゃあもうすぐ読み終わるんだ」


この本、確か400ページよりちょっと少ない位だったもん。


「だったら300ページ位でさ、主人公がああ言ったのビックリしなかった?」


私の本の中で印象深かったシーンを挙げると、十六夜君はますます表情を明るくさせた。


「そう!そうなんだよっ!!お前もそう思ったんだっ?」


…………


十六夜君…凄い生き生きしてる………
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