Little-Noise―リトルノイズ―

Rizumu 2




う~ん……
勢いよく言ったものの…


俺って今、刀無いからなぁ…
どうしたものか…  


とか、思いながら醒燐に突っ込んでいく。



「……はぁぁっ!!」

地面を蹴った衝撃と音の速度で加速した渾身の右ストレートを醒燐の腹部に向けて打ち込む。



だが醒燐はそれを難なく避ける。


俺も何も考えてはなかったとはいえ決して緩い拳は出していない。
ましてや相手は負傷していると言うのに…


……手加減は出来ないな…

続けて体制を立て直しながら下から左足で醒燐の槍を持っている手を狙う


「……らぁぁっ…」

…が、醒燐が俺の方を一睨みし、槍の手管で俺の体ごと凪ぎ飛ばす



…なっ、気を引き閉めて本気で蹴ったんだけどなぁ~…
マジですか…


後方に飛ばされ、あまりの衝撃に少し吐血し方ひざを地面につけてしまう


「…誰もこれを使わんとは言ってないぞ?」
堂々と立ってやがる。こいつめ……

ぎゃふんと言わせてやるっ


「…sound guilty……on」
























< 53 / 58 >

この作品をシェア

pagetop