Who am l?



体中が熱い。

動悸も荒くなってくる。


「いやっ..まって..」


神崎は止まらない。


「んな格好してんのが悪い。」


私の首もとに顔をうずくめる神崎。


後、首に鋭い痛みが走る。


「いたっっ..いっつーの!」


私はありったけの力を腕に込めて神崎を押した。


私を掴んでいた腕がほどける。


「...お前はいちいちうっせーよ!襲うなら後にしろ、ばーか!」


と、最後に吐き捨てて私はワイシャツのボタンを閉めながら廊下にでた。


首にはまだ痛みが残っている。


ここで、今さっき神崎にした行為を反省する。



だが、とにかく走った。


廊下の人ごみを抜け、階段を駆け上がる。


峰子の行きそうなところは大体解る。
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