Who am l?
私は小さい頃から、保育士を強く望していた。
特に感動的な理由はなく、ただただ周りに流された「将来の夢」であったが、中学三年生になってもその夢が変わる事はなかった。
それでなんとなく保育士の専門学校を志望したものの、後から分かったのはなんとなく決めた志望校のバカ高い学費と、校舎設立にどれくらいの資産をかけたのか予測のしようもない程の綺麗な建物である、という事だった。
一時期は金銭的にも余裕がなかったため、諦めようとしたが、頭が死ぬほど悪かった私の行ける学校は、レベル的にそこだけだった。