Who am l?


「…みっ、峰子!」

ふいに後ろから声がする。


懐かしい、安心できる、そんな声。

「なに。風…」

あの頃に戻れたら。
この懐かしい風景や風達に囲まれて、悩みなんて数えられるくらいしかなかった、あの頃に。



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