雨降って、血固まる。
朝食を食べ終わり、出掛ける準備をする。



時刻は午前7時50分。



「ギン、そろそろ行こう」



個人の家ではない海では人目につくかもしれないということで、ギンも少し変装している。



目は蒼から深い茶色へ、髪は銀色から明るい茶色へ。



これだけの変装でも、他人が見れば絶対にギンだとはわからないだろう。



私も他人なのだが…



でも、ギンがどんな姿になろうとそれがギンだと見破る自信はある。



自惚れもここまでくると自分で笑えてくる。
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