雨降って、血固まる。
「ルナの異変に気付いたのは半年くらい前だった。


でも…


その時にはもう手遅れで…


ルナの体はもうボロボロだった。


夢のような世界を体験出来ると買わされたあの悪魔のせいで…」



その言い回しに聞き覚えがあった。



「スパーク」


「知ってるのか?」



「こんな仕事をしていると、嫌でも裏の情報はごっそり入ってくる。


スパークは純度がいいのが売りだが、実際は混ぜ物ばかりの粗悪品だ。


あれは最終的に人間を灰にする。


獣のうちはまだマシだ。


今更こんな事を知っても仕方のない事だろうがな」



紫桜からの情報は全てインプットしているつもりだ。



何年か前に、スパークの売人を1人殺った事があった。
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