雨降って、血固まる。
「そうだったのか…


ルナは…


灰になってしまった方がまだ綺麗なんじゃないかと思うほどボロボロだった…


ガリガリに痩せて、肌も黒ずんで。


幻覚や幻聴なんかもあったみたいなんだ。


いつも何かに怯えて、そのくせ笑いながら、わけのわからない事を叫んでた」



その時の光景は容易に想像出来る。



秋元の目からはもう涙は出ていない。



代わりに、何かに対する恨みの熱が沸き上がってきたようだ。
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