雨降って、血固まる。
「もう見てられないと思った時、突然覚醒したみたいにルナは俺に言った。


あたしを殺して、って…」



ルナもこいつと同じ事を言ったようだ。



「初めのうちは、それは出来ないって言ってたんだ…


でも、日が経つにつれて人間から遠くなっていくルナを見てたら殺してやった方がいいんじゃないかって思えてきて…


気がついたら俺の足元で動かなくなってた…」



少し、風が強くなってきた。
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