俺様ヤンキーと切ない恋の途中で。
「おはよー…って、今日りさ早くない?」
教室に入ると、いつもより登校時間の早い私に、教室にいた数人の人が驚いた様子。
「あー…うん、いろいろとね」
あいつだ、木島元樹という不良。
あいつのせいで、私はこんなに早く起きて、こんなに早い電車に乗って、こんなに早く教室について、みんなを驚かせてしまったわけだ。
私は、鞄を掛けると、机に突っ伏した。
胸ポケットに入ってる携帯を開いて、新着メールを確認する。
________________
俺は嫌いなくせに
遥斗とは仲良いんだな
________________
「…は?」
なんだ、こいつ。
嫌味か?
私は、返す言葉が見つからずに、そのまま携帯を閉じた。