私だけのメガネ男子な彼。
 

…って、私が盛りすぎ、とか?


欲求不満、ってやつなんだろうか…


でも、そんなの恥ずかしくて、誰にも相談することなんてできないし。


本人に言うことなんて、もっとできない。


付き合ってるのに、モヤモヤが増えていくばかりだ。


私はふぅ、と息を吐いた。



「何考えてるの?」



「えっ、いや、何でも…」



彼の鋭い瞳が、私を捕らえる。


 
< 14 / 23 >

この作品をシェア

pagetop