幼なじみをやめるまで
無言でも、お互いの気持ちが通じあっていると、とても心地よい。


私は、しばらく舞子の手を握りしめていた。






「咲!入るぞ」



沈黙を破るようにドアを開けたのは、さっき飛び出していった千裕


いつものようにノックすることもなく、返事を待つこともなくドアを開けて入ってきた



「ちょっと!ノックしてっていつも言っ……どうしたの!?口切れてる」



走ってきたらしく、息が乱れてる千裕の顔は少し赤い。

そして、口の端が赤黒くなっていてジンワリ血が滲んでいた
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