幼なじみをやめるまで
グサっと刺さるんじゃないかと思うほどまっすぐ私を見下ろす千裕の目で、自分か千裕に組み敷かれていると分かった。



「ち…ひろ……?」


「……」



無言の千裕に、ゴクリと息を飲む

下を向いているせいで、顔に髪が垂れてかかっている。それがいつもの千裕と違って見えて『ああ、男なんだ』と意識するには十分だった





ドクンドクン





「咲、今日の今日で悪いけど、俺も『男』だって知ってる?」


「………」


声なんて出せない。
うんうんって頷くだけ。





「じゃあさ、さっきの反則じゃない?」




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