幼なじみをやめるまで
「あ…そうですね。私なら安心して地の自分を出せるもんね」



「そういうこと」




ポンとタオルを投げてよこすと、ダッシュを始める集団の中に戻っていった。
受け取ったタオルを畳んで、千裕のバッグにのせる。







「佐久間君って、佐田さんにだけやさしいんだね」

「え?優しくなんかないですよ」


「そうかな?すごく心配してる感じじゃない」


葉山さんは、何故か楽しそうに私を見ている。



「佐田さん、悪いんだけどちょっと時間押しちゃって。手伝ってくれない?」

葉山さんの指さす先には、籠いっぱいのボール。








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