幼なじみをやめるまで
「空気向けてるのチェックしたいの。ドリブルして確認してもらいたいんだけどいい?」



いい?と聞いていたのに、私の返事を聞く間もなくスタスタと言ってしまう葉山さん。


断る間もなかった私は、仕方なくその後をトボトボとついていく。






「じゃあ、こっちから始めましょう。抜けてるのは、この籠に入れておいて」


ボスっと一つボールが手元に投げられた。





久しぶりの感触。


床にドンと投げると、すぐに手元に戻ってくる。
再び投げると、また戻ってくる。



ダンダンと床に叩きつけられる音が響く。
手から放たれるボールは、裏切られることなくその手に戻ってくる。




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