幼なじみをやめるまで
今だって、放課後に私が来なくて困る人なんて、誰一人いないって分かっていても、気にせず帰るなんて、できっこない。



「はぁー」



今朝は何度溜め息を、ついたんだろう



どうせつくなら、憂鬱な気持ちも溜め息と一緒に吐き出されてしまえばいいのに…


ネガティブ思考にどっぷり浸かりそうな私を、寸前のとこで救ったのは、千裕だった



「咲!終わったよ。教室行こうか?」


「千裕あのさー」

「うん?葉山さん何だって?」


来ていたTシャツを、脱いでガシガシと汗を拭いている千裕


私の前だから気にしないのか、いつも気にしないのか、何の躊躇いもなく着替えてる。



< 229 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop