幼なじみをやめるまで
「おい、ホントどうした?真っ赤だぞ」




額にピタッとくっつく千裕の手







「だ、大丈夫だよ。ちょっと暑かっただけだよ。アハハッ……」




「なぁんだ。そっか、じゃあマネの件よろしくな」



そう言って私の前を走り去る千裕







「はぁ?ち、ち、ちょっと待ってよ。できるって言ってないよ」



「もう無理。マネ決定」







ヒラヒラと手を振り随分先を走っていく千裕







「じゃあ、放課後な!」



校舎の中へ消えて行く千裕の後姿を見ながら、さっき頭の隅に浮かんだ思いはなんだったっけ?と思いだしてみる。







「………ま、いっか」



思いだせずにそのままにした。
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