君と、世界の果てで

**


君の触れた指が熱くて

この寒い冬の雪は溶けた


小さなお願いをされるたび

愛しくてしょうがなかったんだ


さよならなんて言わないでくれ

もし君を失ってしまったら


この灰色の町にひとりぼっち

全ての光が見えなくなってしまう


いつも聴こえてる

ひたむきな君の胸の鼓動

完璧なそのリズムを

守りたいと思っていたんだ


星がたくさん降った夜に

悲しい、苦しい事があったら

俺を呼んでくれ



冷たい雨と甘い涙

同じ悲しみを抱きしめた


無理して笑ってくれるたび

苦しくてしょうがなかったんだ


信じていると言えなくて

本当に君が好きだったのに


この火傷の痕よりも残る

鮮やかな、君の歌声


いつも聴こえてる

何より美しい君の呼吸

星が瞬くその夜に

そっと愛を呟いてくれ


紫色に溶け合う空に

二人の未来を想い描いては

君を想って泣くんだろう



いつか君が星になってしまうなら

ずっと変わらない誓いをするよ


生まれ変わっても、美しい君を

絶対に見つけ出すって



いつも聴こえてる

素直で陳腐な君のラブソング

完璧なその旋律に

今でも縛られて動けない


星がたくさん降った夜に

悲しい、苦しい事があったら

俺を呼んでくれ


君をずっと、愛しているから



**
< 511 / 547 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop