君と、世界の果てで
「じゃあ……失礼します」
後輩の俺たちは、それぞれNEVERのメンバーに頭を下げて、その場を後にする。
すると、HIROが何かに気づいたように、深音を呼び止めた。
「深音ちゃん!」
「はいっ?」
「そういえば、TAKUが言ってたんだけどさ……
TAKU、深音ちゃんの歌はまるで生き物みたいだって、ほめてたよ!」
HIROはにこにこと笑っていた。
その表情に嫌味は感じられなかった。
「曲によって変幻自在の表現力を持ってるってことです。
すみません、わけがわからなかったでしょう?」
またHARUが言葉をつけ足した。
「まーそんなわけで、TAKUはWORLDS ENDさんを勝手にライバル視してるんですわ。
それであんな可愛くない態度をとってもうて……すんませんでした」