天国のマシュに会いたい
はたして、そのような現象があるのか・・・

定かなことではありません。

死んで、あの世でマシュと会えるのかも定かではありませんし、一般の人はそのようなことは信じていないでしょう。

結局、私はどうすればよいのか考えてしまうのです。

悲しくて、苦しくて、心身共に耐える毎日が続いています。

私には東京に娘が居ますが、マシュも私にとっては娘でした。

そのマシュに、苦しく、痛く、辛い思いをさせたのに、最後は、よく耐えてくれたと思うと、涙がとまりません。

今でも一日に何度も何度も心の中で、マシュの名前を呼んでいます。

家へ帰って玄関のドアを開ける時に、もう居ないのは分かっている筈なのに、今でもドアを開けた瞬間、その向こうにマシュが
「えへ」
という顔で、迎えてくれていそうな気がするのです。

私は玄関の靴箱の上にマシュの祭壇をつくり、毎日、お祈りを欠かしませんし、祭壇には、マシュの御飯やおもちゃや花で埋め尽くされています。

その祭壇に置いてあるマシュの写真を一緒に入れてある額には、次のように言葉を添えています。
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