天国のマシュに会いたい
マシュ・・・
ありがとう。
大阪出身やから、おおきにかな・・・
楽しかった。とっても・・・
いつか、あの世に行ったら、思いっきり遊ぼうな・・・
おおきに・・・ちょっとの間だけ
さようなら・・・



これを書いて額に入れたのは、マシュが死んで間もなく、祭壇をつくった時です。

ちょっとの間だけと書いたのは、もしも私が死んで会えるなら、またはマシュが生まれかわって会えるのならという、私の希望が書かれています。

もしもマシュが、もっと生きていたら、結局は右足も壊疽になり死んでいたのではないか、そうすれば、苦しみや痛みが、もっと続いていたことになっただろうと千恵子は私に話すのだが・・・



でもマシュは、常に生きようと努力をしてくれた。




私は・・・
どんな姿でもいい、もっとマシュに生きていてほしかった。




マシュと一緒に元気に過ごせたのは、僅か十ヶ月ほどでしかないのです。

指折り数えられるくらいの日数です。
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