結婚しました!
「音々。

 俺がお前幸せにする。」


「はい。

 でも、八起さん私は…」


「嫌か?」


「いいえっいいえっでも!

 私が幸せにしてあげたいです。」


真剣な顔で力説する音々は何も変わってない。


ホントに何か変わったのか?


まあ、いいさ、

過去を知ろうと、

知らなかろうと、

音々に変わりがあるわけじゃないのだから。

「行くぞ!」

「はいっ!」

俺は音々の手を握って歩き出した。


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