結婚しました!
ぱっちり

音々の大きな目が開いた。

「八起さん…?」


「うん。」


「夢見てました。」


「うん。」


「そしたら、

 八起さんの声がして、

 起きなきゃって。

 私。」



「うん。帰るか家に。」


「家…?」


「俺と音々の二人の家。」


「八起さん私!色々思い出しました。

 私、八起さんのそばにいてもいいですか?」


「当たり前だろ?俺の奥さんなんだから、

 忘れちゃった?」


「覚えてます。」

音々は笑って俺の方へ手を伸ばした。





 
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