幸せの選択
ーー私の入る隙はない


香りだけで、伏線を張れる彼女はすごい人だと思う。

私なんかが敵う相手じゃない。


諦めることに慣れてることが、こんな時にも役立った。

さっき、私の中に生まれつつあった小さな感情は、あっという間に消えて行く



ふと、窓の外を見ると見慣れた景色

家のすぐそばまで来ていた。


「課長、この辺でいいです」

「いや、家まで送るよ。こんな時間に一人帰す訳にはいかないよ」


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