幸せの選択


午後11時



長かった1日が終わろうとしている。

重たい体を引きずるようになんとか家にたどり着いた。




カチャリとカギを差し込み開けると、紙がハラリと落ちた。
きっと、ドアに挟んであったんだろう。


落ちた小さなメモ紙を拾い上げると、綺麗な字が並んでいる






『千秋ちゃん おかえり。帰ってきたら何時でもいいので顔出してくれない?  玲衣』





「………」




色々ありすぎて混乱する頭のまま玲衣さんのところに行く気にはなれなかった。
だけど、この前のお礼もちゃんと言えてなかった私は、重たい体に鞭打って、玲衣さんの下へと足を向けた。




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