オレンジジュース~俺と一人の生徒~
「一緒に女子の部屋見回り行きましょうか!」
日焼けした赤い顔の直のクラスの担任と、2人で、女子の部屋に声をかけて回る。
まだ眠っているわけもなく、枕投げやら、トランプやら・・・盛り上っていた。
「早く寝ろーー!!明日もハードだぞ!」
「やだやだー!先生一緒にトランプしよ~!」
山崎のことが気になって仕方がない俺。
見回りの途中で覗いた山崎のクラスの部屋に山崎だけがいないことを知ってしまう。
俺は、首にかけていたタオルを頭に巻いた。
締め付けられるその感覚で、俺は自分に言い聞かせていた。
――俺は、先生なんだ。
できれば、告白現場は、見たくはなかった。