オレンジジュース~俺と一人の生徒~




「新垣先生、一緒にリフト乗りたいなぁ!!」




リフトを降りた俺の前に現れたのは、隣のクラスの女子だった。



「俺に追い付けたら、乗れるかもな!」


「先生のいじわる~!追い付けるわけないじゃん!」




俺は、スイスイと滑りながら、直を探す。





・・・リフトに

乗りたい!!!!





その時の俺は、頭の中で、直と一緒にリフトに乗ることだけを考えていた。




何度もリフトに乗ったけど、一度もお前と乗ってない。

乗りたいよ・・・





今日で最後。


直と・・・乗れますように。




恋をすると願い事をしてしまう。



直を好きになってから、『~できますように』と、よく心の中で願ってる。





「いた!!」



滑りながらだったから、俺の大声に誰も気付かない。


俺は見つけてしまった。



リフト乗り場に並ぶ愛しい彼女の姿を…



あ~、やっぱり持ってくれば良かった・・・


キティちゃん・・・





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