黒姫

とはいえ、いつまでも現実逃避している訳にもいかない。

瑞姫は今日のお昼……コロッケパンと蒸しパンの入っていたコンビニのビニール袋を鞄から引っ張り出した。

中身を出したそれを表裏逆にして、ビニールの上からゴミを掴み取っていく。
これなら手も汚れないし、教室に生ゴミを放置しなくて済む。

……と思っていながら作業をし、あと少しで全てのゴミが取れるという時。
チクリと手の平に痛みを感じた。

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