流れ星☆彡
「俺……今、絢華を抱きてぇ……優しくするから……ダメか?」



また……


胸がきゅっと締め付けられた。


妊娠中だから、優太はきっといつも我慢してたんだよね。


いつもあたしの身体を気遣っていたから。


でもほんとは……



「いいよ。……あたしも……抱いてほしい」



あたしも優太に触れたかった。


抱いてほしかった。



「絢華」



そう言って、また……


優太の熱いキスが降ってきた。



「絢華、愛してるよ」


「…んッ……あたしも、愛してるっ……」



優太の唇や指先が、あたしの身体をやさしく滑るたびに、身体の芯が疼いて、熱くなる。


身体の隅々まで愛してくれる優太が愛しくて……


愛しすぎて……


また、涙がこぼれた。


あたしは今でも……


優太を感じるたびに……


好きが……


愛してるって気持ちが……


増えていく。


こうやって傍にいて、ただ触れ合えることが……


ほんとに幸せ。








なのに……




まさかこれが……




最後の結婚記念日になろうとは……




思いもしなかった――…




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