夜空にランプ
この公園の滑り台で寝転んで空を見上げていたあの日。
部活の撮影会だったっけ。
ただ真っ青な青に溶け込んでしまいたくなった。
短かい時間だったけど、舞い降りた穏やなあの日々。
澄んだ青空をちゃんと素直に受け止めようと思えた。
空は心を映す鏡のよう。
思い出す青空の日には、いつも隣に芽衣子がいた。
『ちーちゃん』
そう呼ぶ声はもう聞こえてこない。
探しにきてくれる誰かもいない。
嫌なことから目を背けてきた、違和感を忘れさせようとしてきた結果だ。