夜空にランプ


(今日休みなんだぁ…)


がくっとうな垂れると、店前のベンチに腰掛けた。



この間のことが頭をよぎる。


せっかくのスペシャルナイトだったのに、あんな風に当たり散らして。


みっともない。




『もっと、話してくれないか。無理には聞かない』





あの時顔は見れなかったけれど、今までにないくらい、静かで深くはっきりした声色だった。

今もちゃんと残って聞こえてくる。



その声が扉を叩いたのかもしれない。




音すら通らないはずの重い扉を。




ドンドンドンッ!!!


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