夜空にランプ
「ちょんまげが好きで、こういう写真隠し持ってたりする、変態なやつ」
(今…なんて?)
ようやく顔から手を離し、今度は涙を拭う。
「そんな変わった人いるかな…」
「目の前にいる。……こぐまのことだよ」
「え?ど、どこにくまが?くまなんて危ない!」
キョロキョロすると、ガシッと両肩をつかまれた。
「バカかお前はー!」
強制的に向きを変えられてしまい、向かい合う形に。
でもまだ彼の顔を見られない。
今の自分の顔も見られたくない。
私はぎゅっと目を閉じて俯いていた。