夜空にランプ
触れるだけの小さな口付けの後、恥じらいを感じながらも、言葉にならない締め付ける思いが二人を強く引き寄せ、心のままに唇を何度も重ねた。
彼のせいでやむことのない、愛しい残響音も、一段と長く長く、優しく響き渡った。
どこにもない、私達だけの魔法をかけるように、神話の続きを書くように、静かでたおやかな夜は、星の数を増やしながら、ゆっくり深く空の色を変えていった。
昨夜の空を塗り替えた、淡い水色の空の朝。
私も彼も好きな空の色だと言った。
どことなく、脚立の色にも似ているような…。