たぶん恋、きっと愛


「そこで、しよ?」

「……でも…昌也さん達、起きちゃいませんか?」


鷹野が指先でつまんだ、小さなビニールに包まれたものを見て、雅は困ったように笑うと、心配そうに、眠る2人を見やった。


「静かにしてれば大丈夫だよ」

おいで、と雅の手を掴み、素直に引かれるままに指を絡めた。



「今日は…ごめんね?あんな、えっちぃキスして」


少しおどけたように顔を覗き込めば、雅はやっぱり困ったように笑い、首を横に振ると。

繋がれた鷹野の手を、きゅ、と握った。



「……でも、昼間の…柳井先輩の…、なんだかどうでもいいみたいに思えたから……ありがと…ゴザイマス……」


語尾をぎこちなく発音しながら、雅はますます強く手を握る。


俯き加減の雅の顔は、薄闇の中でも解るほどに恥ずかしそうで。
鷹野は満足げに、絡めた指を持ち上げると、唇を当てた。
 


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