たぶん恋、きっと愛



「………ほんと、に?」


ほんとに、…相殺分に変化ない?
あたし、凱司さんに負担かけない?

誰にも、迷惑かけないですか?


宇田川さんも、友典さんも…困りませんか?




鷹野の名が入らなかったのは、偶然ではないだろう。


家事をして、部屋代を相殺。

最初に交わした取り決めは、所詮口頭のもの。


昌也に任せた雅の財産管理。

部屋代はいくらに設定してあっただろうか。

それから、家事の給料はいくらにしてあっただろう。
部屋代よりは高くしたはずだ。


宇田川の養い子にしてからは、雅の実父に、最低限の学費と食費程度の入金をさせている。



「金額に変化があるわけねぇだろ。俺がお前の体を買うと思うのか?」


金で買える体じゃ、ないだろ?

中身ごと、寄越せ。



俺のもんに、なるんだろう?








…鷹野の、為に。
 





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