たぶん恋、きっと愛



違うと思えば、言え。

怖いだけなら、大丈夫だ。



「…あたし、間違えてますか?」

今、凱司さんとしちゃうのは、間違…ってる?

凱司さん、あたしを買ったことになりますか?

凱司さんを縛り付けることにならない?

えっちしたんだから、ここに住まわせてよね、みたいなことになりませんよね?




矢継ぎ早に、だが不安そうに。

抱き上げられたまま、凱司の耳元で訊ね続ける雅を、自室のベッドにおろした。



「…絶対に…彼女みたいな顔したり、しませんから…」

1度、でいいんで…

その後は……自由に……




「……何、言ってやがる」


とっくに、自由なんかじゃなくなってる。

俺も、鷹野も。
雁字搦めだ。



揺れる目が、多少怯えを浮かべてはいるものの、隣に座った自分に逃げ出す素振りは無いことに。

凱司は指を伸ばし、するりと。


制服の赤いリボンを、解いた。
 


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