たぶん恋、きっと愛


「…つけたら…駄目かと思って、つけないでおいたの…」

鷹野さんにつけて欲しくて…でも……やっぱり…あたしを遠ざけるなら、つけないで…欲しい。


そう呟いた雅の目が、今までで見たことも無いほどに緊張していて。


伸ばした鷹野の腕に絡め取られるまま、ようやく車を降りた雅は。

一瞬躊躇った鷹野の指に過剰に反応すると、ひったくるように、プラチナを奪い取る。




「…っ…返すのは、嫌です!」


これは、あたしのです!
あたしの大事な人が、くれたものです!

一生つけられなくても、持っていたいです!



「ちがっ…待っ……」


抱え込むように、取られまいと胸元で握り締めた、包帯の巻かれた手に、深く息を吐いた。




「……雅ちゃん、ちゃんと…聞いて?そんなに怖がってたら…応えられない」



握られた指を、なぞる。

おそるおそる見上げる雅の目を、まっすぐに、みつめた。



「それ、貸して?」
 



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