大人の恋をしよう☆彡
加奈に後で話をしたら、彼はこの塾でも大学でも有名らしく、塾でも人気No.1の先生らしい。
特に女子生徒からの人気がすごいらしく、最初まで高校生を教えていたらしいけど、いろいろとあって、今は小学生を教えているらしい。
そんな人が私に興味を持ったのは、きっと、気まぐれだろうし、そんなに接点もないからとあまり考えないようにしていたんだけど・・・・・・・。
「やあ、美々ちゃん。」
彼は、私のバイトのシフトを知っているのかってくらい、私がバイトの日は必ず、顔を出してくる。
「なんかさあー、学部が違うと大学では全然会えないね。」
「・・そうですね。」
「ねえ、美々ちゃん、今日さあ、帰りにご飯食べに行こうよ。」
そして、毎回、食事に誘われ、
「無理です。予定があります。」
ここまで何回も断れば、気がつくはず。
行きたくないんだってことに。
でも、彼は、
「そっかー。じゃあ、また、今度誘うね。」
とニコニコして帰って行く。
「はあー。」
ため息しか出て来ない。