大人の恋をしよう☆彡


「で?昨日も断ったわけね。」


そう聞いてくるのは、今日はバイトの加奈子。



「うん。」



「いいじゃない。先輩カッコいいし、一度ぐらい食事に付き合ってあげたって。」



「そういう問題じゃないし。」



「そりゃあさ~、美々が男と二人で食事に行くとか、大事件だけどさあ。」



「大事件って何よ。」



少しイラついて、加奈子を睨む。



「だって、事件でしょう~。女の子とも人付き合いしたがらない美々がいきなり男と食事なんてね。」



ニヤニヤと笑いながらいう加奈子は、完全に私を馬鹿にしている。



「そう、思うなら、断ったっていいじゃない。」



そう反論すれば、呆れた顔をして、



「それじゃあ、いつまで経っても美々に青春が訪れないでしょ?」



「別にいいの。」



「ダメ!そんなの加奈子様が許しません。じゃあさあ、私も一緒だったらどうよ。」



「は??」



「だから、合コンも行かない。サークルも入らない。どこで出会いを見つけんの?

そのリハビリも兼ねて、先輩と一緒に食事してみるのもいいんじゃないって言ってるの。」



力説する加奈子に今度は私が呆れた顔をしていると、



「いいね。それ。じゃあ、こっちも友達一人誘うよ。

そうすれば、2対2でちょうど良くない?」



ニッコリ笑顔の三上先輩。




い、いつの間に・・・・・・・・





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