In the warm rain【Brack☆Jack3】
 それと、レイの振る舞い。

 そこにもミサトは違和感を感じてならなかった。

 こんなダウンタウンに女が一人でいること自体珍しいことなので、はじめから何かワケありなんだとは思っていたが。

 これだけ危険な目に遭っても淡々としていられるのは…。


「私のパソコンに来たメールが、きっかけよ」


 ユイの言葉に、ミサトは顔を上げる。


「…メール?」


 聞き返すとユイは頷いて、一枚の紙をミサトに手渡した。

 その内容を見て、あからさまに不快な表情を浮かべる。


「何これ…ふざけてんじゃないの?」

「私も始めはそういう類のいたずらかと思ったわ。でもそうじゃない…今日の襲撃で、それがよくわかったでしょ」


 確かに、とミサトは納得する。

 手渡されたメールの内容は、いたってシンプルなものだった。
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