In the warm rain【Brack☆Jack3】
「――…そうね」

「だったら、少しはわかるんじゃないかな。銃を持たずに笑って暮らせる日々に憧れる気持ちを」

「………」


 レイは、目を伏せた。

 そしてさっきよりも長い沈黙のあと、ゆっくりと口を開く。


「…よくわかるわ…」


 ため息混じりに、伏せ目がちに。

 何秒かの沈黙のあと、レイはおもむろに顔を上げて、笑顔を作る。


「ね、聞かせて? ミサトのこの一年間の、銃を持たない日々ってのを」


 ミサトは一瞬だけきょとんとレイを見つめ、そして笑顔を返した。


「…うん、いいよ」


 ネタはたくさんあるから、話せば長くなるけどね、と付け加えて――。
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