らぶ・みー 
身体の重み、息使い、うっすらと浮かぶ汗さえも、彼の全部が愛しいと思えた。

彼の体温を直接肌で感じているだけで、心から幸せな気持ちになれた。

触れられる度、「愛してる」が伝わってきた。

心の中で言ってくれている「愛してる」が、何度も聞こえてきた。



だから、抱かれているうちに切なくなった。

大好きすぎて、胸がいっぱいで.......

どうしようもなく、苦しくなった。



私はもう、それくらい彼を愛してしまっている.......



でも、少し怖くなった。

まったく罪悪感を感じていないことが。

彼に抱かれるために嘘をついても、平気でいられる自分が。



それでも、私はこのまま彼と堕ちていくに違いない。

迷うことなく、どこまでも。



今日、はっきりとわかったから。

私は彼を本気で愛しているのだと.......
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